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【インドの新年】新年早々“宿敵”パキスタンとのクリケット対決! でも負け込んで、みんなイライラ。最後に勝ってもうれしくなかったようです…

テルグ語ニュース局NTV 2012年12月22日放送分 クリケットのパキスタン戦の緒戦が開催されるバンガロール市内の球場前でパキスタン戦のチケットを買い求める長蛇の列。バンガロールはテルグ地域のお隣りのカルナタカ州にあります。「ヒンディーネタ」なのにテルグ語ニュースから入らせてもらいますm(__)m字幕は「バンガロールで3時に発売されたチケット」。午後4時台のニュース。

字幕は「インド−パキスタンT-20試合に熱狂」。

インド対パキスタンのクリケット国際試合は年末恒例イベントとして開催されていました。2008年にパキスタン人テロ集団がムンバイ市内で引き起こした大規模テロ事件で中断中。しかし、昨年のインド−パキスタン外相会談でクリケット定期戦の再開が急遽決定。再三紹介してますが、インドにとってパキスタンと中国は「戦火を交えた宿敵!」。特にパキスタンとは国境線での小競り合いは毎日のこと。しかも、パキスタンの国語であるウルドゥー語は、文字こそアラビア文字ですが、しゃべるとヒンディー語とほぼ同じなのでコミュニケーションに問題が無い。この“言語の近さ”がますますパキスタンに対する小憎らしさを盛り上げる!“コシャクなパキスタン”という国民感情がスポーツでのパキスタン戦を熱くさせるようです。
「パキスタンとの試合はありえない」ということで、インドでは実はこの年末年始は“インドを植民地支配していた”イングランドとのクリケット試合が組まれていたのです。イングランドとの試合も盛り上がるんですよね〜。インドを数百年も支配していたイギリスに対する感情は実に複雑。“植民地支配した憎しみ+屈辱感”は当然あるものの、イギリス人は貴族階級を中心にインドに来たため割と上品で、“生活に困らない人”特有の暇つぶし兼ライフワークとしてインド研究に没頭した人も多く、一概に“悪”ではないみたい。インドを“経営”していた東インド会社が経営破綻し、イギリス政府が公的資金をつぎ込んで東インド会社を国有化してから流れが変わります。ガラの悪い、アジア人差別を平然と行う公務員どもが本人の意思とは無関係にインドへ送り込まれた。興味津々でインドに滞在していた貴族階級とは大違い! イギリス公務員どもはインド人をさんざん虐待&差別し、現地の反感を買ったわけね。インドで反英独立運動が盛り上がり、我が日本軍がインド独立を支援する流れになります。イングランドチームは10月にインド入りし、そのまま年初まで試合する予定だった。ところが前述の通り、パキスタン戦が年末年始に組まれることに!イングランド戦が霞んでしまいました(^^;)でも、インド人からすれば「イングランド戦とパキスタン戦が並行して行われる」という夢のような(?)スケジュール!
ところが! 夢のようなクリケット三昧を送るはずだったインド人は、予定に反して不機嫌な年越しを強いられます。昨年11月からのイングランド戦でのインド代表は無残な成績…
【テストマッチ】第1戦 ○601-597  第2戦 ●469-471 第3戦 ●562-564 第4戦 △イングランド682点、インド326点で時間切れ:明らかにインド劣勢
【T-20】 第1戦  ○158-157 第2戦 ●177-181:残り1球でサヨナラホームランの大逆転負け
テストマッチは、本来のルール。朝9時から午後5時までを最長5日間。球数は無制限。T-20は、両チームの攻撃を最大120球に制限した試合方式。試合時間は約4時間。ODI(=ワンデーマッチ)は、両チームの攻撃を最大300球に制限した方式。試合時間は約8時間。
しかも、パキスタン戦を前にして“クリケットの神様”サッチン・テンドゥルカルが「ODIの国際試合にはもう出場しない」と宣言。半分引退した状態となりました。サッチンは今回のイングランド戦で、イングランドの速球派投手たちのスピードにもたつき「限界説」を証明するカタチに…インド人は気分の沈む状態でパキスタン戦を迎えています。インドチームも相変わらず冴えないまま、パキスタン戦を戦っています。
【T-20】 第1戦●133-134 第2戦○192-181
【ODI】第1戦●227-228 第2戦●165-250:パキスタンの圧勝
特に、新年早々1月3日にコルカタで行われた試合はパキスタンのワンサイドゲーム。10万人の大観衆が怒りを超えて白けきってしまった無残な試合内容…負け試合に関しては手短にニュースを伝えるインドのテレビ局ですが「恥知らずの敗北」と題して延々と反省会&怒りを爆発させていました。このため1月6日の首都デリーでの最終戦は消化試合にもかかわらず「パキスタンにひと泡を吹かせてやれ!」という異様な雰囲気に包まれて始まりました。
今回のパキスタン戦について「できればT-20を見たい」と考えていた私でしたが、ODIを見る羽目になりまして(^^;)日本時間で午後2時半から約10時間、中継にかぶりついておりました。いつものことですけど「なんだかんだ言いながらクリケット見てたら8時間が過ぎるのは早い」。クリケットに全くなじみの無い日本人の大多数のためにも、2013年1月6日にスポーツ専門チャンネルで放映された中継映像を写真構成で見ながら、今回のインド対パキスタンの試合の模様をご紹介したいと思います。

2013年1月6日試合中継(以下同じ) sky sportsより デリー市内での最低気温が6℃! 北インドは強烈な寒波に襲われた。客席の服装も亜熱帯のインドとは想像できない、完全な冬ファッション。

クリケット中継の画面は、たいていこのアングルです。青ユニフォームがインド、緑がパキスタン、赤ジャンバーは審判。芝生の無い部分で投球と打撃と走塁が行われる。芝生の無い部分には横に白いラインが引かれていますよね? 攻撃側は二人がペアとなって、打者が打てば打者も走者も反対側の白いラインへ向かって走る。二人とも反対側のラインを越えたら1点獲得。2点目を得るのは折り返して走るわけです。だから3点入るのはなかなか難しい。もっとも世界記録では7得点というのがあるみたい。
ここでは審判がレッグバイ(leg-by)を宣告しています。野球で言うとデッドボール。投球が打者の体に触れたわけです。攻撃側に1点入ります。

star cricketより クリケットの投手は多種多様。助走をつけて投球してもOK。60キロ台のスローボールから160キロの剛速球までありえます。特に今のパキスタン投手陣は世界的なプレーヤーが多い!画面には投球スピードが表示されています。野球と変わらないスピードでしょ? 速球に圧されてインド打線は苦戦を強いられています。

インドの強打者ガンビール/Gambhirがアウトになった場面。よく見ると、投手モハマッド・イルファン/Mohammad Irfanの足が白いラインを越えているでしょ? これは反則投球のノー・ボール(no-ball)で、アウトは無効となり、しかもバッターに“打ち直し”の権利が与えられるのです! 実はパキスタンの選手は八百長をよくやることで有名なんですけど(苦笑)、八百長の典型がこのノー・ボールを多用する手口。大量失点確実です。

ところが! ビデオでは明らかにノー・ボールなのに審判も選手もクレームをつけなかった! この試合でインドが負けたら、絶対に問題となるのは確実なシーン! すごすごと引き返すガンビールは、今回のパキスタン戦でほとんど活躍できないまま…。

剛速球を繰り出すパキスタン投手陣を前にインド打線は得点が伸び悩む…今回の定期戦のパターン…投手が良いチームはクリケットでは有利。

クリケット専用球場の全景。クリケットのグラウンドは円形が普通。陸上競技場兼用の楕円形の球場もあります。黄色いラインは「ここに当たれば4点」というライン。高さ10センチほどの柵をめぐらせています。このブログで勝手に呼ぶところの“4点打”のラインです。“4点打”はフォー(four)と呼ばれます。そのまんまですね(^^;)ノーバウンドでこのラインを越えたら“ホームラン”…クリケットではシクサー(sixer)と呼び、6点が入ります。フォーとシクサーを合わせてバウンドリー(boundly)と呼びます。バウンドリーは「長打」というニュアンスですね。客席は超満員。パキスタン戦は本当に盛り上がるのです!

グラウンドに何やら図形が描かれているでしょ? これはスポンサー様の広告。テレビ中継のカメラの位置から映すと立体的な広告に見えるように描かれてある。

わずかながら、パキスタン応援団の姿もスタンドに見えます。緑色というのはイスラム教のシンボルカラー。砂漠や熱帯の国でイスラム教が隆盛を極める理由がこの緑色に込められている。イスラム教は“過酷な砂漠の中に存在するオアシス”の存在なのです。同じイスラム教の国であるバングラデシュも緑色のユニフォームです。

グランドから客席を映すアングル。三階建てのスタンドがびっしり埋まってパキスタン戦ならではの超満員。

肝心な説明が抜けてましたm(__)m 打者の後ろに3本足のものが立ってますよね? これがウィケット(wicket)と呼ばれるもので、この3本足の上にはパックが2個置かれてます。このパックが1個でも落ちたらバッターアウト(out)になります。打者の後ろにいるパキスタン選手はキャッチャー…クリケットではウィケット・キーパー(wicket-keeper)と呼ばれます。クリケットで唯一、グラブをはめます。クリケットはキーパー以外は素手で守備するんですよ! グローブでキャッチする野球なんて甘いよ!(^^;)

打席に立つユブラージ/yuvraj。一昨年のワールドカップで大活躍して大会MVPとなったものの、その直後に癌が発症。大きな大会というのは相当なプレッシャーになるんですね。選手生命を賭けて癌手術を行い、リハビリに取り組み、昨年みごと球界に復帰! お父さんもインド代表選手だったけど、お父さんは1試合しか出場していない…インドでは「息子をクリケット選手にしたるねん!」というノリの親がけっこう多いです。本当の話、我が国の野球とよく似たノリ! だから野球が好きな人はクリケットはすぐハマると思います。

パキスタン投手陣にやられっぱなしの中、ドーニが孤軍奮闘! 大舞台に強いドーニ/Dhoniは、この定期戦でも健在。チェンナイでの試合では113得点、苦戦したコルカタでの試合でも54得点! 数字の右上にある★印はノット・アウト(not-out)で、「アウトにならないまま試合が終わった」という意味。

ドーニの打順別通算得点分布。「もっと早い段階で打席に入ってくれたら得点力が上がるのでは?」という意見多数…ロートル化が進むインド代表においては世代交代が緊急課題なので、今は3番4番は若手が務めるようになっています。

画面下にthis overとあります。クリケットは6球ごとに投手が交代します。6球以上を連続投球できない。この6球をオーバー(over)と呼びます。ドーニとレイナ/Rainaのコンビで臨んだこのオーバーでインドは1点、1点、1点、1点、4点と小刻みに加算し続けたことが表示されているわけです。6球で1点も取られなかった場合、投手にはメーダン(maiden)が記録されます。このメーダンの多い投手は好投手、ということ。逆にメーダンのオーバーが多い攻撃陣というのは「打線に問題あり」ってこと。

打者方向からのアングル。反対側に立つ走者の選手が見えます。画面下にはインドの攻撃の記録が出ています。Dotsはドット・ボール(dot-ball)の複数形。ドット・ボールは「得点されなかった球」。このドット・ボールが多いというのは「投手陣が良い」とも「打線がダメ」とも言えます。21オーバー(1オーバーは6球なので126球)で87球もドットボールがあるのは「ナイスピッチング」でもあり「ひどい打線」。いかにパキスタン投手陣が好調か、いかにインド打線が不調かが解る。ones、twos、threes、fours、sixesはそれぞれ1点打、2点打、3点打、4点打、6点打を示す。語末に複数形のsが付いているだけ。run-rateは1オーバー当りの平均得点。4.00なんてかなり低い…普通は5点台。

パキスタン投手陣の成績。overとmaidenは説明しました。runsは「失点」、wicketsは「獲得アウト数」、エコノミー(economy)は「1オーバー当りの平均失点」。エコノミーが4点台でまずまずの投球ですから、パキスタン投手陣は素晴らしい成績! ジュネード・カーン/Junaid Khanに至っては1.71! 文句なしの好投。

インド打線が打ちあぐねて重い空気が支配する中、ドーニがスタンドへ連続2発! クリケットではアウトになるまでひたすら攻撃に出場します。だから連続打席ホームランのシーンによく遭遇します。

審判が人差し指を立てて両手を突き上げるのは、ホームラン(=シクサー)の判定。インドの子供らにこのポーズを取ると大喜びされます。画面下0wdとあるのはワイド・ボール(wide-ball)。打者が打てそうにないトンデモナイ投球に宣告され、1点が攻撃側に与えられる。ワイド・ボールは、悪球を打者が打って得点した後にも宣告される場合があります。ここではワイド・ボールが0点となっているけど、合計点にはしっかり加算されてます。

ドーニの連続ホームランで客席は盛り上がる!!

インドのオーバーごとの得点分布表。この分布表は「マンハッタン」と呼ばれます。いかに得点できていないかがすぐ解るでしょ?ドーニの2発で久しぶりの大量得点!!

ドーニの1発のリプレイ。

ところが! ウマール・グル/Umal Gulの投じた低めの球に手を出したところ、ライナーとなって捕球されてアウト! パキスタンとしてはラッキーにドーニを打ち取りました。

一番やっかいなバッターを早めに打ち取って大喜びするパキスタン選手たち。パキスタンの連勝は確実なような流れに…

クリケット中継でよく登場するシーンを見ておきましょう。
打席にはインドのアシュイン/Ashwin。投手から打者に向けて薄青の線が画面に表示されてるでしょ?
野球で言えばストライク・ゾーンに当たります。以下、画面は2013年1月6日各スポーツチャンネルの中継画面より。これはstar cricketより。

打者が打ちにいったものの、空振りして脚の保護具(レガース)に当たります。

審判がアウトを宣告! これがLBW(エル・ビー・ダブリュー)と呼ばれる“認定アウト”。leg-before-wicketの略称。打者はウィケットの前に立つわけですが、ウィケットに投球が当たらないよう、さりげなく脚で弾いたり、体を当てたりする奴がいるわけですね(ーー;)「投球妨害が無ければウィケットが倒れていた」と見なされて打者がアウトになるのです! ただ、LBWは審判によって判断がマチマチ(^^;) 厳密にやってたらクリケットODIの試合時間は3時間ほどになるかも(^^;) この試合の審判は比較的LBWを宣告するタイプでした。

まぬけなことに、アシュインはたった1球で打席終了! しかもLBW! こんなマヌケな打席はありません…「クリケットは野球より厳しい」という私の言う意味がお分かりになったでしょうか?素手で守備せにゃならんし、一日の打席がたった1球で終わることもありえる…。ドーニの3ホームランで盛り上がっていたスタンドも、このLBWで一気に白けムードへ逆戻り…その後は案の定パキスタン投手陣を打ちあぐねて、たった167点で攻撃を終了しました。T-20と勘違いしそうな得点の低さ(ーー;)“敗色濃厚”…
攻守交替でパキスタンの攻撃が始まります。この定期戦で大当たりしているのがパキスタンのトップバッターのナシール・ジャムシェード/Nasir Jamshed。正直言ってインド投手陣はこの選手1人にやられている感じ…以下はsky sportsより。

クリケットはアウトになるまでずっと攻撃に参加できます。大当たりの選手がトップバッターにいると、それだけ得点力が増すわけです。前の2試合で合計210得点も稼いでいるジャムシェードはヤッカイなバッター。

夕方になってますます冷え込んできたデリー市内。デリーでこんな厚着してる姿なんて、めったに見れません。

カメラマン。本当に寒そう。年中気温が30℃の地域で気温10℃前半はアリエネー環境です。

寒さのせいか、パキスタン打線も活気がありません…選手も観客も寒さで身動きできない、という状況に…好打者ジャムシェードも得点力が明らかに落ちていました。

現在のインド代表チームの弱点は“伝統的な投手不足”と“守乱”。そんな中、この試合では若手のクマール/Kumarが10オーバーで2アウト獲って平均失点率が3.10と好投を見せました。早々と投手陣が崩壊するいつものインドとは違う! ちなみに、ODIでは1人の選手の投球が10オーバーを超えてはなりません。1試合で最大50オーバーだから、投手を最低でも5人揃えておく必要があります。インドの場合は、3人ほどしか良い投手がいないんです…今回のクマールは“拾い物”でした。

早々と照明灯が入ります。本当に寒そう…守備についてるインド選手たちは実はユニフォームの上から防寒ジャケットを着ていました。4点ラインは近くで見ると、こういう風になってます。

ついに!パキスタンの攻撃が始まって93分後、ジャムシェードがLBWでアウト!

2試合連続100得点の強打者は、今日は34得点のみ。

一番やっかいな打者を打ち取って観客は大喝采!

打撃では“1球アウト”で水を差したアシュインでしたが、みごとジャムシェードを打ち取って大喜び!

この後、インド投手陣がパキスタン投手陣並に踏ん張って、パキスタンは得点が伸び悩みます。当初は楽勝パターンだったはずのパキスタンは苦しい展開に…

インドとパキスタンの得点ペースの比較。低調だったインドの得点ぶりがパキスタンの得点ペースを上回っている!

イスラム教徒の女性が客席に見えます。インドには約3億人のイスラム教徒がいるので、私もブルカを被った女性に見慣れてしまい、抵抗はありません。

 

クリケット並に長い記事になってしまいました(^^;) パキスタンの攻撃を抑えているインド投手陣ですが、視聴者は厳しい…2013年1月6日各局の中継画面より 以下はsky sportsより 「どちらが勝つか?」の問いに「パキスタン」は54%! それほどインドは投手陣に問題がある(ーー;)「いずれ崩れるだろう」と。

しかも、インドは守備も良くない…落球はしょっちゅう! しかし今回は守備で頑張りました。守備に定評のあるキーパーのドーニのプレイ。打者が打ちにいきます。

空振り! 空振りしたスイングの勢いで打者が前につんのめるわけですけど、この時に打者の後ろの白いラインから打者の足が離れていたら「走塁をスタートした」と見なされる。案の定パキスタンの打者ウマール・アクマル/Umar Akmalは足がラインから離れてしまった! すかさず、投球をキャッチしたドーニがウィケットを倒す! 打者はアウト! これを「スタンプ(stump)」と呼びます。ドーニはスタンプ数が通算で世界一なのです! まさに早業!!

アクマルの「やられた!」という雰囲気がすべてを物語る。ドーニは守備でも貢献度が非常に高い。この試合でも見せてくれました。インド投手陣は、この試合は守備がしっかりしているから、余計な失点がありません。エコノミーで2点台がずらり! 好投したクマールが悪い部類に入るナイスピッチング。パキスタン投手陣の成績を上回っています。

スタンドにあるジャンボ・スクリーン。パキスタンは残り25球で24得点せねばならないペースに追い込まれた。ちなみに、このスクリーンの周囲の広告主はインドの携帯電話会社Celkon。今のCMではクリケット選手コヘリ/Kohliとテルグ映画女優タマンナ/Tamannaが出演中。タマンナについても、また機会があれば書きましょう(^^;) Kohliと綴って「コヘリ」と読みます。「コーリ」じゃありません。
ヒンディー語のルールそのまんま。 アメリカ英語ばっかりやってると役に立たないです。

当初は沈みきっていたスタンドも「ひょっとしたら勝てるかも!」と盛り上がり始めた!!

インド守備陣のハッスルぶりも光りました。痛烈なゴロを横っ飛びでキャッチを試みる!

打球は手を弾いたものの、すかさず掴んで返球!

パキスタン選手らは打球の行方を判断つきかねて立ちすくみ…

返球を受けた選手がウィケットを倒す!

アウト! 野球で言えばフォースアウト。クリケットではラン・アウト(run-out)と呼びます。

大喜びするインド選手たちと、アウトになって呆然とするジュネード・カーン/Junaid Khan…ジュネード・カーンはこの1球だけで攻撃終了。パキスタンは9つ目のアウトとなり崖っぷち…

めったにありませんが、同じような状況で打者も走者も判断ミスをやった場合、打者も走者もランアウトになる場合があります。今回はパキスタンの走者(手前の選手)がちゃんとラインに戻っていて問題ありませんが、勘違いしてラインを離れたままでいると、走者のウィケットまで倒されてアウトになります。野球で言えばダブルプレー。4年前のインドプロクリケットリーグIPLでコルカタ・ナイトライダーズがダブルプレーをやられちゃいました…当時「こんなこともあるんだ!」と中継アナも解説者も観客も、中継を見ている私も驚き…
「あと1人」となりヒートアップする観衆! しかもラストバッター相手、大して打たれないことは自明の理。画面下に1アウトごとのパキスタンの得点経過が出ています。7つ目、8つ目、9つ目で完全に得点力がなくなっています。

パキスタンの巧打者モハッマド・ハフィーズ/Mohammad Hafeezを打ち取って試合終了!負け濃厚だった試合が、まさかのインドの勝利!

スポーツチャンネルからニュース局へ切り替えるとパキスタン戦勝利の特集番組になってました(^^;)
ヒンディー語ニュース局aaj tak 2013年1月6日午後11時29分(=現地時間)放送「勝利の次にはイギリスがいる!」パキスタン戦の後にはイングランド戦がまた控えている! 昨日までボロクソけなされていた選手たちも今日勝ったことで一旦は“放免”。

試合終盤で好投したイシャント・シャルマ/Ishant Sharma。投手陣が崩壊する中、若手では一番の経験豊富な投手。今ひとつ安定感が無いけど、今後の試合にかなり期待されていました。

「パキスタン」と聞くだけで血が熱くなるインドの様子がお分かりになりましたか? 特にクリケットはすごい! 今回テレビ中継映像を使って詳しく解説でき私も満足m(__)m
試合の翌朝、パキスタン軍がインドへ砲撃し、インド軍が応戦! 「クリケットに負けたパキスタンからの腹いせ」と自然に考えてしまうのでした(^^;

 

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posted by: 大北章二(おおきたしょうり) | インドIPL&クリケット IPL&cricket | 12:45 | - | - | - | - |
【北朝鮮の新年イベント】 効果テキメン?? 党と指導者に忠実な模範人間は人気アイドルのライブへご招待!頑張って“モランボン楽団”に会おう!!

北朝鮮の新年イベントのひとつに「幹部に対するコンサートの招待」があります。
朝鮮労働党を唯一無二のスポンサーと押し頂く北朝鮮の芸能界は、朝鮮労働党に貢献のあった人間へのご褒美として利用されています。
そもそも北朝鮮には日本のような(=資本主義社会のような)芸能ビジネスは存在しません。
コンサートのチケットを売ったり、テレビ出演して出演料をもらったり、歌をリリースして販売したり…
という事業はありえません。
すべては朝鮮労働党が芸能人を丸抱えして食べさせるシステムであり、
芸能人は労働党のリクエストに素直に応じて活動をするのみ!!
このため、いわゆる“格式高い芸術団”とか“格式高い芸能人”というのは、労働党の幹部を慰労するイベントに率先して起用され、また、そういう芸術団や芸能人を直接見ることができるというのは幹部の特権でもあり、「自分は選ばれた」という満足感をくすぐるのです。
もっとも、これは、日本におけるスポンサーと芸能人&プロダクションの関係と同じなんですよね(^^;)
「スポンサー様の要求に応える」のは全世界の芸能界の宿命・・・

さて、数年前から朝鮮労働党が「ここぞ」という場面で起用する音楽グループがあります。
모란봉악단/モランボン楽団!!
↑“楽団”というのは、日本で言うところの“グループ・サウンド”と解釈してください。
“バンド”とは違います。
モランボン楽団は二代目(=金正日)時代にすでに存在していたのですが、時々の音楽番組を担当する程度で、大々的には登場していませんでした。
それが三代目になった昨年「朝鮮労働党イチオシのグループ」として一躍スターダムへのし上がりました。
何たって、朝鮮中央テレビでわざわざ「モランボン楽団の魅力について」なる特集番組が組まれ、硬そうな労働党の幹部が「新時代にふさわしい新感覚のグループ」と絶賛!!
実際、北朝鮮の若い人たちには圧倒的な人気を誇るらしい。
毎年恒例である「独裁者ご臨席の新年音楽会」は今年はモランボン楽団で決まり!!
朝鮮中央テレビではこのライブの中継録画を配信していました。
モランボン楽団は今や北朝鮮のアイドルグループなのです!!
このブログの制約上、動画が紹介できません(ーー;)
音声なし&静止画の写真構成で紹介しますm(__)m

朝鮮中央テレビ国際配信映像2013年1月2日より(以下、同じ)
中継録画:敬愛する金正恩元帥殿ご臨席で行われたモランボン楽団新年祝賀ライブ
『党についていきます、最期まで』
…スポンサーのご意向そのまんまのステージ名ですね(^^;)

【2014年3月19日追記:
動画(1時間17分)を見つけてきたのでどうぞ→
http://www.youtube.com/watch?v=QJD0MR_Nuc4

ライブ名はともかく、
登場するのはミニスカ黒ボディコン+ハイヒール姿の美人お姉さんたち!!
これがモランボン楽団なのです!!
ちょっと昔にはミニスカ軍服姿で演奏してましてね(^^;)
このライブでは巨大スクリーンまで設営!! 
オブジェにはカワイイ雪だるまと、国産ロケットの模型!!
さりげなく政治的ですが、デコレーションはなかなか垢抜けてやがる!!

美女たちが演奏する独裁者のテーマ曲に乗って、スポンサー様夫妻が登場!!
大拍手!!

国家吹奏。「北朝鮮からの映像」ということをお忘れなく。

動画でなくて残念ですが、ご覧の通りのクラシック混成グループサウンドなのです。


ボーカルも数名います。今回は演奏担当がミニスカボディコン姿。

背景のスクリーンに戦車が登場!! 
この後、ミサイルだのロケット砲だのの火炎&黒煙が総登場!! 北朝鮮してますねえ。

花崗岩のオブジェがスクリーンに登場。
「朝鮮は、やる時にはやる!」…二代目の大好きな言葉。


スポンサー様を称える音楽と映像の登場で、会場は大拍手!!

北朝鮮で流行しているらしいモランボン楽団のヒット曲『단숨에/一気に』が演奏され、
先日成功した長距離ミサイルの映像がバンバン流れ始めると、客席はノリノリ!!
観客はリズムに合わせて踊り始めた!! まさにライブ状態!!
ちなみに、北朝鮮人はみんな、例のロケットが“長距離ミサイル”であること知ってますよ。







名前が紹介されたボーカルの김유린/キム・ユリン。労働党イチオシのアイドルのようです。
歌ってるのは明らかに演歌!!

さらに二人のボーカルが加わって歌っているのは民謡!!

この民謡が観客にはしっくり来たらしく、会場内がダンスパーティー状態に!
民謡でノリノリになるリズム感は我々日本人とは違う(^^;) これぞ異文化ですね。

盛り上がってます!!

さらに中国&ソ連(=ロシアではない!)のヒット曲や、オペラ&西側諸国のサントラや民謡などをメドレーで演奏。

モランボン楽団を作った“二代目”を称える音楽&映像も登場。客席から大拍手。

花火にテープでフィナーレ!! 日本のライブと変わらん(^^;)

スポンサー様夫妻の退場に会場が大拍手。グループメンバーも深々と礼してました。

「ああ、こんなライブに招待してくれるなんて、三代目はいい人だな!」
「一生懸命、労働党の仕事をやって、本当に良かったな!」
などと、招待された幹部らは自分自身が“選ばれた人間”であることを心から喜んでスポンサー様に感謝してるはずです。
それこそが、朝鮮労働党の社会システムなのですから!!


くどいようですが、
モランボン楽団のライブチケットが北朝鮮で売られているわけではありません。
ライブはあくまでもスポンサー様(=朝鮮労働党)の求めで、スポンサーの指定した場所で開催されるのみ!!
朝鮮労働党にコビを売って(?)招待されるしかない!!
…我が国のようにDVDやCDを数本まとめ買いすると握手できるようなレベルではありません。
この新年ライブにしても、労働党幹部のドラ息子やお嬢様が親の既得権のおかげで入場しているのは明白…
なんだか、我が国のグローバリズム売国勢力ども(=メーソン一味)が夢見た“選ばれた人間の楽園”てのは、究極的には北朝鮮のような一党独裁国家に行き着くと思いませんか?

「労働者階級(=一般国民、庶民、平民)なんかと一緒にしないでくれ!」
そんなセリフが労働党幹部の口から平然と飛び出すのが北朝鮮の現実ですからね(ーー;)

我が社会を北朝鮮みたいな社会にしたいですか?
「子供じみたスポンサー様のやりたい放題」に踊らされる社会なんてマッピラごめんですよね?
そういう社会は北朝鮮&中華人民共和国&大韓民国という“世界で稀に見る全体主義ファシスト国家群”のみで充分です。

posted by: 大北章二(おおきたしょうり) | 北朝鮮:スポーツ&芸能 subculture in Noth Korea | 18:26 | - | - | - | - |
新年早々から大韓民国への一撃! 国を挙げて反日国家の汚い戦略をドシドシ暴きましょう!!
新年あけましておめでとうございますm(__)m

昨年は「ブログの更新回数が減った」と各方面から抗議(?)されました(^^;)
昨年は“脱・韓国語通訳”の一環として、ついに通訳を辞めて、翻訳業のみに特化!
うっとうしい新羅人を相手に通訳していると、あいつらの首を絞めたくなる衝動に駆られてしまうので、通訳を辞めるのは大正解でした。
別の仕事を持ったので、新しい仕事にかなりの時間を割いておりますm(__)m
新しい生活サイクルに慣れてきたので、
今年からはまたタイムリーに話題を提供できる(=更新回数が増える)と思います。
ぶっちゃけ、趣味で書いてるので、更新回数の増減に関してはおおめにみてやってくださいね(^^;)

いやはや!
新年早々、新羅人の汚いやり方が大々的に報じられています。

読売新聞2013年1月1日
TPP機密 海外流出か 農水省にサイバー攻撃 韓国経由

ところがですね・・・
お人よし倭人は新羅人に甘い!
特にマスコミね!!
あくまでも「韓国政府は関係ない」と頭から決め付けている記事ですね(ーー;)
でも、
スパイに使われたIPアドレスは韓国!!
画面はハングル!!
全国民を監視統制する社会の大韓民国ではIPアドレス取得の自由は存在しませんぜ??
大韓民国のスパイ行為であることはバレバレ!!


なぜ大韓民国をかばいだてるんでしょう??
明らかに大韓民国のスパイ行為!!

読売新聞同日 内部文書延べ3千点も流出
2011年11月から2012年4月までの被害を確認…
キチガイ大統領の李明博(イミョンバク)が我が日本に対してやたら強気に出て来た時期と一致する…
もっと言えば、尖閣問題と北方領土問題における“泥棒国家群”の強気な姿勢とも合致する…
韓国経由でこれら”泥棒国家群”へ機密情報が伝わっていた可能性が高い!!

TPPってやつは、経済会議を名目にした中国包囲網。
はっきり言って軍事同盟です。
その軍事同盟から除外されている大韓民国は焦ってましてね。
そこでこういうスパイ行為…っていうより、パソコンオタクそのものの行為をしでかしていたと推定されます。
↑youtubeでのダウンロード回数が数億回だの、googleの検索がどうだの、大韓民国政府の手口はパソコンオタク&ネットおたくそのまんま!!
 大韓民国に対しては、同じく、我が国のおたく連合がドシドシ攻撃を仕掛けてやりましょう!!
日本がこの軍事同盟へ参加しないようにあれこれ画策していたのも大韓民国でしょうし。
当然ながら大韓民国というやつは、日本とアメリカの関係悪化を歓迎する中華人民共和国&ロシア&朝鮮民主主義人民共和国へも情報を提供して、“日本包囲網”を企んでいるわけね。
もっとも、我が国にはTPPを額面どおりに受け止めて“富裕層に優しい社会作りの起爆剤”としたがるアホ財界人が多数いたので、“額面どおりの経済会議としての参加”だけは避けるべき!!

読売新聞同日 
サイバー被害 公表せず 首相の発言は筒抜け


サイバースパイ行為に対して調査権限なく省庁任せ…
事なかれ主義の典型ですな!!

のんきなこと…
公務員特有の“ひた隠し”と責任逃れがミエミエ…

こんな行為をする隣国をまだ「ステキ!」だの「友好的」だのとホザく、どうしようもないほどに洗脳されてるオバカ倭人さんたち!!
あんたがたみたいなアホウがいるから、この社会はこんな貧しい国になったんでっせ!!
自滅崩壊マゾ社会!!
売国変態マゾ財界人と、そいつらにつられるオバカ倭人のコラボが今の“貧乏ニッポン”です。
我々一般国民はもう少し脳みそ鍛えてくれよな!!
posted by: 大北章二(おおきたしょうり) | 韓国:地理人口&生活経済&政治 facts about South Korea | 18:15 | - | - | - | - |
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